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【マインド・リセット】

15歳で単身アメリカに渡り

15年間、スラム街の生活やリアルリッチの世界を体験した。


帰国間近、深夜の路上で襲われ

自分の首から血がドロドロと

雨に濡れた道路脇の排水口に流れるのを見て

「日本に生きて帰りたい」

「料理人として成功したい」


死を意識した人間が薄れゆく視界の中で

叫んだ言葉だ。



1995年に帰国後、

今まで心の中心にあったのが料理人として、

飲食店経営者としての生業の核と自己のアイデンティティー。

他にも色々と事業を手がけ成功しているが、

食と外食文化に対する熱い思いは特別である。

職人気質は全くないが。


振り返ってみれば、

何十万人ものお客様への感謝の気持は

涙がでるほどであり、

今までの自分を育ててくれたのもお客様であると。


ただ一点、今まで無念に思ったことがある。

ひとりの経営者として、従業員を

誰も幸せに出来なかったことだ。


自分なりに時間をかけ、

社員たちの将来を心配して

経済的自立をするためのテクニックを

教えてきたつもりだった。

この一年、特にそれに集中してきた。


私の勘違いだった。


迫り来る危機への事前対処を

テクニックだけで・・・・・・。


自分を変えることも大変なことなのに、

他人を変えることなど不可能に近い至難の業である。




私の家系は全員すべて経営者である。

少し古いタイプかもしれないが、

全員違ったビジョンを持って、

自分の金は自分で稼ぐための投資を怠らない。



人は、自身を置く環境、選んだ環境によって人生が決まる。

そして、そこから学んだ有益な教えを

各自がどれだけ潜在意識に深く埋め込んでいけるか。


私は、ただ単に成功するテクニックを

社員に伝授していただけだった。

テクニックだけでは成功でいないことを

一番よく知っているはずなのに。



今でも、私もアメリカの友人たちは、

皆、サブプライム問題も乗り越え、

大きく成功した経営者ばかりだ。

10代からの親友たち全員がだ。

先日も、17歳の時からの大親友と話す機会があった。

彼にも言われた。

「日本でも時代は既に個人の時代だ。」

「人を変えようなどと思う前に、ビジョンを共有できる

仲間を日本にも増やせ」・・・・・・と、


お金を儲けるテクニックなどは、コンテンツとしても

いくらでもある。

年収1億ぐらいなら、マインドが正しければ

誰にもできる。


いま、私の頭の中は、新しいことに集中するための

最後の残務整理をしている。

ほぼ完了だ。

心が痛む作業であるが、

その先に掲げているビジョンは日々、明確に

なってきていて、私はさらに成功する。


今まで、多くの辛い失敗をも経験してきたが、

目標は、必ず達成してきた。


今日、今までの失敗から学び、

明日に向かって、全力で進む!


また、一つ、自分の器が大きくなった気がする。

ビジョンも、今は他言しないが、自分には明確だ。

頭の中もスッキリ空っぽになったような気分で

その点は気持ちがいい。

新しい分野での、更なるビジネスアイディアに

夢が膨らむ。


過去の失敗よ、ありがとう。


今日も、マインド・リセット作業が続く。



「何かを捨てないと、前には進めない」

スティーブ・ジョブス



最後まで読んでいただき、感謝します。




松山 シゲル












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